【写真レビュー】OPPO Find X9
OPPO Find X9を持って写真を撮ってきましたので、それを掲載していきます。
いくつかの写真はGalaxy S25 Ultraとの撮り比べも行っています。
結論
OPPO Find X9:「撮って出しで安定して光学的に正しく、かつ作品っぽく」を優先するならOPPO Find X9は非常におすすめです。ハイライト耐性とフレア抑制が強く、“夜の街灯・ネオン・照明”や赤色で破綻しにくい。質感も「立体感+芯のあるシャープ」寄り。
Galaxy S25 Ultra:「とにかく明るく、ぱっと見の映え」を優先するならS25 Ultraの方が優れている印象でした。明るく見せる・雰囲気を暖かくする方向が強めで、SNS向きの“盛れ”は出しやすい一方、強い光源が入る夜景でフレア/ハレーションが出やすい。
今回の浅草寺のような、複雑な光源と伝統的な色彩が混在する場所では、その光学性能の高さがはっきりと現れた印象です。
1. 夜景における光源処理とゴースト耐性
今回の比較で最も明確な差が表れたのが、街灯や照明といった強い光源を含む夜景シーンです。
東京スカイツリーを背景にした浅草の夜景では、両機のカメラ設計思想の違いがはっきりと確認できました。
| 項目 | Galaxy S25 Ultra | OPPO Find X9 |
|---|---|---|
| フレア・ゴースト | 右側の街灯から大きな光条(フレア)が発生 | 強力に抑制され、非常にクリア |
| 色温度 | 暖色寄りで雰囲気重視。暗部はやや持ち上がる | ニュートラルで黒が締まり、夜空が深い |
| 階調表現 | 明るく見せる処理でややフラット | ハイライトと暗部の分離が良好 |
| 解像感 | 高精細だが光源周辺はにじみやすい | エッジが自然で破綻しにくい |
Galaxy S25 Ultraは、光源から放射状に伸びるフレアによってエモーショナルな夜景を演出します。一方で、光が画面を支配しやすく、作品としてはコントロールが難しい側面もあります。
対してOPPO Find X9は、街灯の芯を保ったまま周辺階調を処理し、夜空や建物のディテールを破綻させません。
夜景における光学的な正確さと安定感では、Find X9が明確に優位といえる結果です。


左:OPPO Find X9 右:Galaxy S25 Ultra
手前と奥に光源がある環境での写真となります。光源があっても絵が崩れないのはOPPO Find X9の方でした。
(ちょっとファイル編集の都合で右にのGalaxy S25 Ultraの画像がトリミング?されてしまっている点ご容赦ください。。)
2. 料理写真に見る色再現と質感の違い
暗めの部屋で同画角で撮影されたカレーの写真では、色の分離と質感描写に両機の個性が表れています。


- OPPO Find X9
ホワイトバランスがニュートラルで、白は白、赤は赤として分離。
ご飯の粒立ち、パパドゥの気泡やカレーの粘度感まで自然に描写され、素材の質感が一段上に感じます。 - Galaxy S25 Ultra
店内照明の暖かさを強調し、全体をオレンジ寄りに仕上げる傾向があります。SNS映えする一方、白ご飯やヨーグルトソースはやや黄味に寄って見えます。
料理を「記録+作品性」で撮るならOPPO Find X9、「雰囲気重視」で撮るならGalaxy S25 Ultraが向いています。
3. OPPO Find X9のズーム性能と画質一貫性
Find X9のみで撮影された浅草寺・雷門の作例では、広角から望遠までの画質の一貫性が非常に印象的です。



- 23mm(広角)
建築物の直線が自然で、歪み補正の不自然さが少ない。赤い提灯も飽和せず階調を維持。 - 73mm(約3倍)
提灯下部の「松下電器」の銘板では、金属の反射や彫刻の立体感が鮮明。
デジタル感の少ない、実体感のある描写です。 - 146mm(約6倍)
提灯の和紙のシワや印刷のムラまで再現。
f/2.6の明るい望遠レンズにより、夜間でもISO感度を抑えた低ノイズ撮影が可能でした。
Hasselblad Master Camera Systemを採用するFind X9は、特に赤色の再現で強い印象を残しました。雷門の巨大な赤提灯は、スマートフォン撮影で起こりがちな「赤が潰れてベタ塗りになる」現象を回避し、ズーム域でありがちな「シャープネス過多」や「水彩化」が見られず、全焦点距離で同じトーンが維持されている点は、明確な強みです。
4. ハッセルブラッド・カラーと赤の表現力

また、フード撮影(23mm f/1.6)では、
- 自然なボケ量
- 過度に盛らない発色
により、肉眼に近い「美味しそうな色味」を再現できています。
総評:どちらを選ぶべきか
OPPO Find X9の写真が優れている点
- 夜景の完成度:フレア・ゴーストが非常に少なく、光源が多いシーンでも安定
- 質感表現:赤・金属・和紙などの素材感が自然
- 画質の一貫性:広角〜望遠までトーンが揃い、作品として使いやすい
Galaxy S25 Ultraの写真が優れている点
- 高解像センサーの迫力:条件が良い場面では圧倒的な情報量
- 明るく派手な描写:SNS向けの即映え写真が撮りやすい
- 暗部の持ち上げ:夜でも「見える写真」を簡単に撮れる
結論
光学的な正確さ、夜景耐性、しっとりとした質感を重視するなら
OPPO Find X9が明確におすすめです。
特に今回の浅草寺のように、
強い光源・伝統的な赤・複雑な階調が混在する被写体では、
Find X9のカメラ性能の高さがはっきりと証明されました。

